森のひとりごと

2019年7月5日

2019.07.05

 久しぶりの書き込みとなる。令和の時代の到来にあわせて「森のひとりごと」のフォームを改めようと知り合いにお願いして更新作業を続けてきたがやっと整ってきたので少しづつ挑戦していくこととしたい。
 先ずはお試しで過去の「ひとりごと」から懐かしいものをコピーしてアップしてみたい。

 過日の朝のニュース番組で市川市の市長公用車が高価すぎるというという話題が流れていて思い出したのだが、過去に僕が書いたものがそのままコメントとしてあてはまるようなので再度紹介してみたい。
 この頃の僕は筆が冴えていたなあ。反省。猛省。

2010年10月22日に書き込んだ「ひとりごと」。

「 昨日、職員組合との交渉に臨んだからだろうか変わった夢を見た。

 細井平洲や山田方谷といった人たちが登場しては世間話をしてくれるのである。備中松山藩ではこうしているし、米沢藩の取り組みがどうだとか、といった具合。その中で聞かされたある藩の話。
 その藩では領内の移動用の駕籠を最新のものにしたらしい。二人かき型の駕籠ではなく悪路にも強い四人かき型のもので、さらには複合電気動力型という代物。さすがに代金もはり千五百両。なかなか立派なものだ。今まで使っていた駕籠は江戸屋敷で引き続き使うらしい。つまりまだ使用可能ということだ。でも新しいのは気持ちがいいよね。それにしても千五百両とはね。日頃から倹約を心がけていて、御家人の俸禄も削減している中で思い切った買い物だ。四人かき型で複合電気動力型の駕籠がご所望なら、同じ駕籠屋が販売している同じ名前の駕籠の中にももっと廉価な駕籠もあるのになあ。民・百姓が不況や不作で苦しむ中で消費の拡大のために思い切ったということか。そんな大型の駕籠でなくとも領内の移動や巡回はできると思うのだが。勘定方や参議会、重臣会議などで議論はなかったのだろうか。もっともこの藩ではかつて唐土に旅した際に最高級旅籠を使ったりしているから威厳が必要なのかもしれないな。細井平洲の言う「心の壁」の問題かな。
領民の立場に立てば複雑な思いになる。」

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