森のひとりごと

2019年9月3日

2019.09.03

 今朝、わが家の畑の幸水をカイモギした。畑に残っている梨を、仮に少しばかり収穫には早いものがあっても、すべて採ってしまうことをわが家ではカイモギと言っている。漢字で書けばおそらく「皆もぎ」となるのだろうなあ。結果としては、まだ青くて収穫には早いなという梨はほとんど無く、きれいに色づいた見事な梨ばかりであった。次は少しだけ栽培している豊水に移るけれども、今年の収穫期の大きな区切りとなった。
 収穫が始まる前の畑の除草に始まり、8月15日から今朝までの早朝の収穫、玉の大きさにあわせた分別、箱詰め、発送とこなしてきた。例年とは違い、今年はフル稼働で頑張ってきた。95歳の父にとって畑での収穫作業がかなり重いものになっていることを愚息がやっと気付いたという次第。そうは申せ、95歳の父と67歳の息子で全ての作業をすることはできず、前半は62歳の弟が、後半は72歳の姉が帰省して手伝ってくれた。農業の現場が高齢化している状況そのものである。それでも兄弟が一緒になって両親と農作業ができることは得がたいことであり、幸せな光景だと思う。あと何年できるかは分からないけれど…。
 

週刊ブログ関連記事

週刊ブログ

エッセイ