森のひとりごと

2020年8月1日

2020.08.01

 昨日は大失敗をしてしまった。午後から良い天気だったので、暑い中だったけれど4時間ばかり畑仕事をした。途中、草むしりに来てくれていたシルバ人材センターの人に「熱中症に気をつけてね」などと言いながら夢中で作業をつづけていた。もちろん帽子をかぶっていたのだが汗みどろになって作業をしていた。ひと段落したところで作業を終え、入浴し、ビールを飲みながら夕ご飯の準備をした。朝乃山の取り組みが終わったところで娘と食事を始めようとしたのだが胃に不快感があり、箸を進めることができない。娘に悪いからと頑張ろうとしたのだが不快感がおさまらない。娘に断って横になることとしたのだが一向に回復しない。ビールを飲んでみたがまったく寄せ付けなくなっていた。無理に眠ろうとしたものの、2度も吐いてしまった。一晩中熟睡できないまま朝を迎えたが不快感が消えないうえにまた吐くこととなった。病院事業管理者に電話すると熱中症かもしれないから救急に来るようにとの指示。何とかたどり着いて担当の医師の診察を受ける。脱水症状がひどいので入院して点滴治療を受けるように指示される。8月1日は市にとって大切な行事がある日である。午前中は点滴をして、午後の行事には出席したいのだと我がままを言って帰宅することとしたが、また吐いてしまい止む無く入院することとなってしまった。お蔭で大変多くの人に迷惑を掛けることとなったし、何よりも大事な行事を欠席することになったことは情けない次第である。まことにもって不覚千万。猛省必至。
 昨夜から何も食べず胃腸を空っぽにしながら点滴を続けることで明朝には回復していることを願っている。92歳の母や96歳の父に口を酸っぱくして「熱中症に注意!」と言ってきた自分が、ビールでは水分補給にはならないと充分に認識していたはずの自分が、不覚にも熱中症になるなんて!他人事意識でいたからであり、老いを忘れた振る舞いをしたからである。一生忘れられない薬になった。もう若くはないということだ。こんなことぐらいは出来るはずだという思い込みが失敗のもととなる。今日は怖いくらいに思い知らされた。明日は日常に復帰できることを願いつつ静かに眠ることとしよう。改めての猛省、猛省。

週刊ブログ関連記事

週刊ブログ

エッセイ