森のひとりごと

2020年8月14日

2020.08.14

 テレビで面白いニュースをやっていた。ネット通販などでレジ袋が良く売れているというのだ。コンビニやスーパーなどでレジ袋が有料化されたことにともない、マイバック゛を持参して買い物する人が増えていくことは容易に予想がつく。しかしマイバッグ代わりに別途購入したレジ袋を持参して買い物する人が増えていることは僕の予想の域を超えていた。有料化することでレジ袋の消費量全体を下げることに意味があるのに、よそで手に入れたレジ袋をコンビニなどで使っているのでは何の意味もなさない。いや、まことに滑稽だと言えよう。そもそもレジ袋はバージン・オイルで作られている訳では無く、既に世の中に存在する何らかの原油由来のオイルで作られているのだから、その使用を抑制したとしても原油自体の使用量を削減することにつながらない。環境問題として捉えるなら、ゴミの総量を減らすことや、海洋プラスチックを抑制することにつなげることに意味があるのだろう。にもかかわらず、よそで手に入れたレジ袋を使うのではそのことの意味にもつながらない。まことに滑稽である。やっぱり、サーマルリサイクルを評価して、プラスチックを燃やすことは熱エネルギーを得ることであり、それによって電気エネルギーの獲得にもつながることを評価すべきであろう。つまり、プラスチックは有効な助燃材であり、結果として重油などの使用量を減らすことになり、立派に環境問題に寄与することになる。レジ袋の有料化をするよりも、レジ袋は燃える家庭ごみとして収集し、他の可燃ごみと一緒に焼却されることを奨励すべきであると思うのだが。

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