森のひとりごと

2021年1月11日

2021.02.05

 記録的な大雪に社会は大混乱。毎日、除雪をした後から降雪するので放っておくとどんどん降り積もる。自宅の大屋根のうえには見たことがないような深さの積雪があり驚かされている。一昨年購入した除雪機、二年間一度も出動しなかったのに今年は毎日フル稼働。除雪機は意外にガソリンを消費するので三連休の間に二度ガソリンスタンドで補給。こんなことは初めてだ。さすがにそろそろ身体が悲鳴をあげ始めている。報道によれば、富山市では35年ぶりの積雪深らしい。おかげで昔の冬の日のあれこれが思い出された。
 長い間これほどの積雪がなかったので、若い世代は雪道の運転経験が少なくあちこちの路上で右往左往している。基幹道のあちこちに動かなくなって放置それた車がいるので渋滞に拍車をかけている状態だ。この二日間でスリップして動けなくなっている車の脱出の手伝いを4件した。踏み固められてアイスバーンとなってしまった雪道では、ローギアに入れてゆっくりと走り、なるべく窪みや穴にタイヤを入れないようにしてでこぼこ道で停車するときは低いところにタイヤを入れて止まるのではなく高いポイントに停車をするようにすることが大事。そして前の車との車間距離を十分にとってノロノロと走る。前方の信号が赤の場合には青に変わるタイミングを計りながらノロノロと動いてなるべく停車しないようにすることもポイントだ。若い頃に何度も痛い目にあいながら身に着けた雪国の高齢者の知恵である。ところどころ狭くなっているのだからお互いに譲り合うことが大切だ。今日は食料品の補充のためにスーパーまで運転したが、多くの人が譲り合っているのを感じ安心した。
 一昨日にある校区の成人式に出席したが、いつもなら30分ほどで行ける行程を行きはⅠ時間、帰りはⅠ時間半かかってしまった。とにかくどこもかしこも大渋滞。そのせいか、出席予定の新成人の席に空席が目立つことが気になった。おそらく晴れ着の着付けを終えて会場に向かったものの間に合わなかった人がいたのだろう。かわいそうな思いでいっぱいになった。人生にはいろんなことが起きる。成人式は青春のワンシーンに過ぎない。堂々と未来を切り開いていって欲しい。僕は成人式のために帰省することもせず、結婚披露宴もしていない。負けるな。

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