森のひとりごと

2021年2月25日

2021.02.25

 今日は久しぶりに国土交通省まで要望に行ってきた。国道8号線の中島~本郷間の新規事業採択についての要望である。市としては何年も前からこの事業の必要性を訴えてきているが、僕が直接審議官等に面談の上、この事業の要望をするのは初めてのこと。4月には退任するので、おそらくこの要望活動が最後のものになると思う。前向きに要望を聞いてもらったことは良かったと思っている。
 実は、要望路線の国道8号線に面した農地をわが家族が保有していた。数年前からこのことが引っかかっていて、直接本省に要望することをためらっていた。自己や家族が所有する土地が対象となると予想される案件で自ら要望するのは我田引水であり、インサイダー取引みたいなものだと考えていたからである。最近は水田を購入しようとする人はなかなか見つからない時代であり、2年前に知人に無理を言って一坪1000円で買ってもらうことができ、昨年の申告で譲渡税の納付も済ますことができた。それから1年を経過した今年なら正々堂々と要望ができると考えての今回の活動となった次第。わが家の田があったことで要望活動に遅れがあったかもしれないと考えると申し訳ない気持ちになるものの、誰からもそしりを受けない環境を作ってから動き出すことが大切だと思った結果である。このうえはこの要望が新規採択され1日も早く事業化されることを願うばかりである。

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