森のひとりごと

2021年12月6日

2021.12.06

 昨日はわが家に一本だけある富有柿の剪定をした。今年収穫できた実は大量だったが、忙しさに流されて摘果作業をしなかったので全体に小ぶりであった。それでも相変わらず甘くておいしい柿である。去年までは高所にできている実も頑張って取っていたが歳を考えて危険な高さにあるものは放置することとした。その放置された実のついている枝を中心に思い切って剪定作業をした。とにかく背丈の低い樹にしてしまおうという魂胆だったのだが切りすぎてしまったかも知れない。柿の剪定は難しく、下手をすると実がほとんどできないという最悪の結果が待っていることもあると聞いたことがある。昨年の剪定作業は初めて一人でやったのだけれどもたくさんの実ができたのだから何とかなるだろうという、いつもの無手勝流で丸裸に近い寒そうな姿にしてしまった。はたして来年はどうなることやら。これもまた楽しからずや!といったところ。幾つ柿を食べても鐘の鳴らないわが家ではあるが、これも一つの風物詩。冬の一日を楽しむことができた。

 風物詩と言えば、季節の変わり目に先駆けて戸出喜信画伯のパリの四季シリーズのリトグラフを廊下に飾るのも僕にとっての風物詩である。にもかかわらず今日まで「パリの秋」を飾っていたことを恥じながら、先ほど「パリの冬」に架け替えた。玄関に置いていた月とウサギの飾り板もやっとしまうことができた。今年は喪中につき新年を寿ぐということもできないが確実に季節は移ろい時は流れる。なるべく早く除雪機の点検や給油もしなきゃね。老体に鞭打ちながら頑張ることとしよう。

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