森のひとりごと

2022年3月20日

2022.03.20

 今日、このブログのトップページの写真を新しいものに変えた。先月撮影したものである。実は先ほどまでトップページにあった写真は7、8年前に日経新聞のカメラマンが撮影したモノであり、日経新聞に対価を払って使用してきたのである。しかしこの歳になると、些か実像とかけ離れた表情の写真のような気がしてならなくなっていた。そんな中で先月、ある企業の企画で対談をすることがあり、プロのカメラマンに撮影してもらう機会を得た。対価を払うので使用させてほしいと頼んだところ、自由に使っても良いとの許可を得たので早速ブラッシュアップしたという次第。ポージングをしているところは恥ずかしく感じるところだけど、今の実像なのでしばらくはこれで行こうかと思っている。そして、先ほどまでトップで使っていたものをプロフィール欄に移行して使うこととした。プロフィール欄なのだから多少古いものでも良いことにしようか。実は、その瞬間までプロフィール欄に掲載していた写真は2001年に始めた旧のブログの時代から使い続けたものなので40代の写真であった。いくら何でもそれはなかろういうことでお蔵入り。当たり前のことだけれど40代の僕は若かったのだなあ。いつまでも若い気でいるけれど、写真を比べると一目瞭然である。まあ、成長したという事だ。いや老成か。老醜でなければ良いのだが…。

 さて、冒頭に掲載したのは今日のわが家の玄関の写真である。壁にかかっている絵は昨年、ある在京の画家に書いてもらった白い花が咲き誇っている梨畑の作品である。梨畑の向こうに広がる呉羽丘陵、そして遠くに立山連峰が望める構図は子供の頃の記憶を呼び覚ましてくれるようで僕のお気に入りの一作なのである。梨栽培の端くれとしては、せめて玄関に梨のシンボルとなる絵を飾っておくべきだろうと思っていた。ところが数日前に、ある人から丹精を込めて製作されたであろう素晴らしい工芸作品が送られて来た。それが下駄箱のうえに置いた、金箔を素材とする梨の実の工芸作である。本当に有難いものを恵送いただいたと心から喜んでいる。この2つの作品が対になってわが家の玄関を飾ってくれている。叶わぬことではあるけれど、亡き父と施設にいる母に見せてやりたいと強く思っている。二人の気持ちを胸に秘めながら、頑張って梨栽培に取り組んでいこうと思う。それが作品を作って送っていただいた方へのお礼にもなるのだから。

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