カテゴリー:エッセイ
充実の日々
市広報に掲載するエッセイは本稿が最後になる。長く市長職を続けさせてもらったことに対する感謝の思いを込めたエッセイにしなければと思うもののなかなか筆が進まないので、いっそ、最後だと意識せずにいつものように思いつくままに書くこととしたい。…
詳細を見る何故に仕事は楽しいか?
この稿が市広報に掲載されるのは2月初旬である。僕が任期満了退任する日が視野に入ってきた時期だ。そして市広報に書く機会は2月号と3月号との2回しかないという現実もある。もうすぐ退任するという時期に、あと2回しか書けないという時期に、いった…
詳細を見るキーワードの効果は?
僕は旧富山市の市長に就任以来、毎年の執務初め式においてその年のキーワードを披露してきた。年初にあたり、自分自身の心の芯棒を確認するという意味と、職員に対して仕事に取り組む際のヒントとしてほしいという思いを込めてのキーワードなのである。…
詳細を見る注射信者のひとりごと
僕らの世代はお医者さんに診てもらう際には最後に注射をしてもらわないと物足りなさを感じる人が多いのではなかろうか。少なくとも僕はそうだ。だから、診察が薬の処方だけで終わろうとすると、思わず「先生、注射は無いんですか?」と口にしてしまう。医…
詳細を見るいつも農作業を手伝ってきた?
過日、コンビニに行こうと軽四で道路を走っていたところ、道路上に大量の梨が転がっていて二人の人が慌てて拾っているところに出くわした。この道路は僕が中学生の頃に農道として整備された、直線で走りやすい道であり、梨の最盛期には収穫した梨を運ぶト…
詳細を見る「少年よ大志を抱け」で思うこと
タイトルの言葉は、あのクラーク博士の言葉である。クラーク博士は札幌農学校の初代教頭として日本に招かれ、アメリカ式の教育プログラムを導入し、非常に高水準な教育を実現したと言われている。赴任期間を終えた彼は翌年に日本を離れることにな…
詳細を見るきみに読む物語
現在、父はある病院に入院している。過日、元気にしているだろうかと気にしながら病室に赴いた。入り口で検温などの手続きを済ませて病室に行ってみると、ベッドががら空きであった。近くにいた看護師の方に「リハビリにでも行っているのですか?」と尋ね…
詳細を見る雑学 トイレ考
今日は7月14日。おー、今日はパリ祭か!などと思っているところに秘書課長からメールが届いた。曰く、「広報のほっと・エッセイの原稿の締め切りは明日です」と。メールを見た瞬間に、頭の中が大混乱状態になった。締め切りまでにもう少し日があるもの…
詳細を見る雑学 二宮尊徳
小学4年生の時に、アメリカの大統領であったジョン・F・ケネディが日本人の中で一番関心がある人物として上杉鷹山の名前を挙げたことを知って驚いた。当時の僕は、不明にも上杉鷹山という人の存在を知らなかったからである。何日か図書館に籠もり、上杉…
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