森のひとりごと

2022年9月2日

2022.09.02

 今朝、小雨の降る中で梨畑の全ての幸水の実を収穫した。見落としていて色づきし過ぎた実もあれば、少し収穫には早めだなという実もあるものの、思い切って残った実をすべて取ってしまって作業に踏ん切りをつけてしまう。亡き父や母はこの作業のことを「カイモギ」と言っていた。おそらく「皆もぎ」のことで、みんなもいでしまうという意であろう。そしたら昼には肥料の「硫安」が届いた。収穫がひと段落したのだから土壌管理に移れということだな。また一年を通しての作業が続くということだ。こうやって経験値が上がり、少しづつ梨栽培者らしくなっていけたらいいのだが。
 ところで、8月は収穫作業に忙しいので講演やシンポジュームへの参加はできないと断り続けてきたのだが、気が付けば既に9月。さっそく来週から多忙な時期が続く。月曜日は雑誌の取材。火曜日に上京して水曜日の早朝からBS番組に生出演。そして農業共済組合連合会の会議。翌日の8日は福井市でシンポジュームにパネラーとして参加。1人でスケジュール管理がチャンとできているのだろうかと不安になる。翌週には15日に東京での会議が二つ。17日の土曜日は岐阜県恵那市で講演。プレゼンの資料作りもままならないというのに。何よりも豊水や秋月の収穫もしなくちゃならないのになあ…。暗いうちから畑に出るなどということにならないようにしなくては。とほほほ。(冒頭の写真は「皆もぎ」後の畑の様子である。)

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