2024年6月10日
過日、ツレアイに手伝ってもらってわが家の雪見障子を簀戸に取り換えた。以前は独りで汗みどろになりながらこの作業をしていたこともあったのだが、なにせガラスの入った雪見障子は重い、そのうえ倒してガラスが割れたりしようものなら大騒動になってしまう。まもなく72歳になろうとする老人が一人でやる作業ではなかろうということでツレアイとの協働作業となった次第。毎年6月に簀戸に取り換え、10月に障子戸に取り換えることを続けているけれど、わが家の座敷に来てくれる人は月命日にお経を上げに来てもらっているお寺さんしかいないのだからいささか徒労感も感じる。それでもわが家の大切な歳時記なのだから頑張って続けていきたいと思う。こうやって時間が流れていくのだから。もう少しすると廊下のサッシ戸を開け放して家じゅうに風を通すという気持ちのいい季節がやってくる。低気密低断熱の家の本領発揮ということになる。エアコンを使わずに自然の風に身を任すという至福の時を持ちたいものだ。心なしか蝉がうるさいと感じたが、耳鳴りだった。いやはや。