森のひとりごと

2023年9月11日

2023.09.11

 8月12日から開始した今年の幸水の収穫、いよいよ9月7日に「カイモギ」となった。「カイモギ」とは? ひょっとすると昔からわが家だけで使われている言葉かもしれないが、まだ少し青い実も含めて畑にある幸水種をすべて収穫してしまうことを指している。おそらく「皆捥ぎ」と書くのだろうなあ。いずれにしても、一年間いろいろな作業を重ねながら栽培してきた梨をほぼ一か月間で収穫しきるということだ。嬉しくもあり、寂しくもある。つらかった作業のことなども思い出される。それでも収穫の満足感でいっぱいという一日になった。今年の梨は多くの人から甘くておいしかったと褒めていただいた。その言葉が嬉しくて栽培しているようなものだ。また来年に向けて頑張ろうという気にさせられる。有難いことだと思う。毎年のことだが、全部捥いだはずなのにどうしても見落とされた実が発見される。8日にも見つけ、9日にも見つけた。昨日の10日、カラス対策として初めてつるしてみたヒトデの粉末の撤去作業をしていてまた一つ見つけた。それが冒頭の写真である。1人で寂し気にしていたところを発見。ゆっくり冷やして食することとしよう。今週は硫安を撒く予定。来年に向けての作業開始だ。梨栽培者三年生の独り言なのだ。

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