森のひとりごと

2020年2月3日

2020.02.03

 今年も玄関にお雛様の書かれた小さな衝立とお雛様の木目込み人形を飾った。おかげで春の雰囲気があふれた玄関となった。季節の変わり目にはこうやって季節にあわせた飾り物を置き換えている。それが僕の中での風物詩なのである。雪のない暖かい冬だといっても寒い朝もある。気分が先行してしまったので「春よ来い!」との思いが強い。

 過日、母が頼むので母の足の爪を切った。どれくらいの間切っていなかったのかは分からないけれど、とても普通の爪切りでは切れないほどに延びているうえに巻き爪状態なので本人で切ることができず、頼まれた父にも切ることが出来なかったようだ。僕が持っていたペンチ状の専用爪切りハサミで丁寧に切った。本人は肉を切るなと叫んでいたが、両足ともにきれいになった。親の足の爪を切るということはさすがに初めてのこと。腰が痛いと言って床に座ったままズボンをはき替えようとしていたのを見かね、両脇を支えて立たせ、ズボンをはかせてもやった。これからこういう機会が増えていくのだろうなあ。やっと、こうやってちょっとした孝行をできる状況になったのか。両親が90代でありながらなんとか在宅で暮らしていてくれることが有難い。なるべく毎日顔を見るようにしたいと思っている。僕は67歳なので、既に老々介護状態ではあるけどね。

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