2020年6月22日
書き込みをしないまま日が過ぎてしまい反省しきりなのだが、今日はぜひとも紹介したいと思わされるエピソードに出会ったので、痺れて痛い左手を庇いながらなんとか書き込みたい。今日、昼時間に読んでいた小説の中に見つけたエピソードである。あの谷崎潤一郎大先生が、晩年僕と同じ症状の神経痛になり苦しんでいたらしい。症状は改善することがなくゆっくりと悪化して行ったとのこと。文豪の場合は、僕と違い右手を患っていたので、晩年は口述筆記で小説を書いていたらしい。僕の症状も改善の兆しはないのだけれども、左手でまだ良かったと思うべきなのかもしれないなあ。谷崎文学は極端に言うとエロスの世界だと思う。どの作品が晩年のものなのか不明にも知らないけれど、あのエロチックな世界を口述筆記した人の苦労を思う。
文豪と違い、僕が右手で入力できる文章はこの程度。それにしてもこれ以上悪化しないことを願うばかり。