森のひとりごと

2019年11月05日

2019.11.05

 先日、わが家の自動掃除ロボットのルンバが仏間で勝手に動いているという書き込みをしたけれども、今度は電動歯ブラシの事件である。洗面所に置いてあるフィリップス社製の電動歯ブラシが充電中に「トン、トン、ツー」というリズムで勝手に動き出すことが続いているのだ。洗面所の隣が浴室なので、歯を磨いてから充電状態にして、裸になってバスタブに気持ちよく浸かった頃に勝手に動き出すのである。止む無く、濡れた身体で洗面所に移動して再度電源スイッチを動かしたり、充電中の本体の向きを変えたりしてると「トン、トン、ツー」が止まる。しかしながら、しばらくすると同じ現象が起きることとなる。しかたなく充電を取りやめ放置することとなるのだが、その後に歯ブラシが勝手にフル回転で動き出したこともあった。電動歯ブラシにはタイマーの機能は無いのでセッティングのミスということではなかろう。わが家になにが起きているのであろうか。不気味である…。
 数日前にもう一つ不気味なことが起きた。父が96歳という老体に鞭打って梨の古木を抜き取ったことを前に書いた。その大きな大きな古木を僕が過日チェーンソーで苦労しながら持ち運びできる程度の大きさに切り分け、畑の道路沿いに積み上げておいた。薪ストーブを使っている知人が後日これを取りに来ることとなっていたからである。数日前にこの梨の古木の切り分けたものが、いや、まだ切り分けてなかった大きな古木の胴体も含めて、すっきりと畑から姿を消していた。知人が持って行ったと思っていた僕は何の不思議も感じずにいたのだが、3日前にこの知人に会って驚いてしまった。彼は仕事が忙しくて時間が取れないでいたがやっと取りに行けるようになったと話したのであった。えーっ!!と言って絶句してしまった。それじゃ知らない誰かがわが家の畑から梨の古木を持って行ったということになる。勝手に持って行ったのだ。電動歯ブラシが勝手に動く事件の勝手とは違う意味での勝手の持ち去りということだ。不気味な出来事である。幸いわが家ではこの夏に自宅の壁面に高性能の監視カメラを複数台設置して隣にある梨畑を常時録画している。今回の切り分けた梨の胴体が置いてあった場所は道路沿いであり、そういった箇所こそ監視カメラのターゲットであるのでかなり鮮明に勝手な持ち去り状況が記録されている筈だ。車のナンバーなども記録されていると思う。早速にも再生して見たいと思う。はたして勝手の犯人がだれであろうか?急に不気味な事件が楽しみな事件に変容してきた。(それにしても勝手に動き出す電動歯ブラシはどうしたら良いのだろうか?)
 

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