森のひとりごと

2021年8月13日

2021.08.13

 今日は誕生日である。69歳になった。思えば遠くに来たものだ…という有名なフレーズがあるが、まさにそういう心境である。だからと言って、不安でも不満でも不快でもなく、まったく逆で、心も身体も充足した思いである。今朝は、5時過ぎに墓に花を添えに行き、7時ころから土砂降りの中で梨の収穫作業に励んだ。そして収穫した梨を乾燥させてから選別をし箱詰めをした。一連の作業が楽しくてしようがない思いであった。この数日間の雨でにわかに梨の実が大きくなった。収穫しながら、「随分と大きくなったな」などと孫に声をかけるような言葉を口にしていた。全身びしょぬれになりながら、しかし嬉しくて楽しいのであった。1年前の収穫期から多くの作業を頑張ってきた成果を感じることが嬉しいのである。何よりも収穫の喜びというものを感じることが楽しいのである。よせばいいのに、夕方になってまた雨の中で小一時間収穫作業をした。楽しくてしようがないという子供みたいな心境である。なんと素晴らしい誕生日であろうか。なんと恵まれた瞬間であろうか。幸せ者だとしみじみと思う。両親や娘たちをはじめとする多くの人に感謝。有難いことだと思う。明日の朝が待ち遠しい。

週刊ブログ関連記事

週刊ブログ

エッセイ