森のひとりごと

2022年4月12日

2022.04.12

 今年も梨の人口交配の季節がやってきた。この土日に花粉を採取するための交配種の梨の樹から花を摘み取った。今年は去年よりも多量の花粉を採取することができて、4本ある交配種の梨のうち、2本はまったく花を摘み取らないままとなった。冒頭の写真が満開状態の松島という種類の梨である。この梨は食べてもおいしくないのだけれども、今年の秋にたくさん実ったらどうしようかと心配をしている。それでも、満開の桜に負けないほどの見事な姿を見せてくれている。なにせ一輪の花も採取されなかったのだから。例年は花粉を採取した後、一週間後くらいから幸水種などの梨に人工授粉をするのだが、ここ数日の高温で開花が早まっているので授粉作業がいつ頃になるのか気を揉んでいる。昨年は授粉作業の直後に低温が続き着果が良くなかった。霜や雹にも襲われた。つくづくと梨づくりは難しいと思わされる。数日後には低温の日々が待っているようなので早めの授粉作業を開始することとした。日焼け止めをしっかりと塗って頑張ります。

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