森のひとりごと

2022年6月10日

2022.06.10

 東京が梅雨入りしたとの報道があったけれど、富山はまだその気配がない。とくに連日のように夕陽が顔を見せてくれるのが嬉しい。日中に小雨が降ったり、夕方に空一面に厚い雲が広がっていても、不思議に日の入り刻には西の空の地平に近いところの雲が開けて沈み行く夕陽を見ることができる。そんな日は、夕食を済ませた後に昨年友人の大工が作ってくれた物干し台に上り落ちていく夕陽をゆっくりと楽しんでいるのだ。もちろん、冷えたビールか白ワインを飲みながら…。日中梨畑で作業するときは、山下達郎、玉置浩二、小田和正、絢香、JUJU、サザンなどのポップス系(?)の曲を聴いていることが多い。ところが夕陽を見ながら静かに白ワインを楽しむときはチャイコフスキーのバイオリン協奏曲などを聞くことが多い。パブロ・カザルスのチェロや「ホフマンの舟歌」などを聞くこともある。いずれにしても贅沢な時間を持てている。梅雨入りしてしまえばこの楽しみも難しくなるけれど、しばらくは良い天気が続きそうなので楽しみにしている。
 それにしても梨の黒星病がおさまらない…。毎日、黙々と黒く痛んだ葉やまだ小さい実を採取している。農業は難しいものだと思い知らされている毎日である。頑張ります。

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