森のひとりごと

2023年1月17日

2023.01.17

 大変に遅ればせながら、新年のあいさつを申し上げます。今年もよろしくお願いします。
 年末に今年も冬眠に入ると宣言しながら、実は1月3日から畑に出ていた。一週間ほど連日剪定・枝の誘引作業をして楽しんでいた。ところが9日の昼頃から体調が悪くなり、夕食時には何も食べれず、大好きなビールも飲まないまま床に伏してしまうという事態となった。翌10日、意を決して市民病院で診てもらうと案の定、軽い腸閉塞という診断。昨年も入院したイレウス。昨年は雪模様の中で農作業を続けて発症したので、今年は連日徹底した防寒対策をしながらの作業だったのになあとぼやきながらの入院となってしまった。昨年同様に3、4日間の絶飲絶食療法。今年は鼻から管を深く深く潜らせていき、胃や腸内にある残留物を排出するという荒療治も行った。お蔭で1週間ほどで退院することができた。身体の冷えばかりではなくて、食生活に原因があることをくどいくらいに勉強することとなった。数年前に本格的な腸閉塞になり、開腹手術を経験している僕のような高齢者はイレウスになることが癖になりやすいということだ。さすがに深く反省している。父の年まで長生きすることを目標にしている身としてはこれからの食生活を徹底的に見直していきたいと思っている。自分の体質を知りそれに合わせて生きることが知恵というものだろう。また口にすることとなるが、もう若くはないのだから。

 大きく話題を変えてみたいと思う。昨年入籍して以来、他人と話すときに我が配偶者のことを何と表現すべきなのかを思いあぐねていた。12年前に亡くなった先の配偶者の場合には、しばしばカミさんと表現していた。このブログでも何度もその表現が登場しているはずた。その表現を使い回しするのはいかがなものかと思う反面、適当な言葉を見つけられないままいたずらに日を過ごしてきてしまった。そんな中である時、突然に良い言葉を思い付いた。それは「連れ合い」という言葉だ。いい言葉じゃないか。人生を支えあって一緒に生きていくパートナー。まさにそれは「連れ合い」じゃないのか。それ以来、例えば「ウチのツレアイ」とか「ツレアイと一緒に行ってきた」などと使うことにしている。そしてツレアイにも、僕のことを表現するときには「連れ合い」と言ったらどうだと薦めている。僕は以前から女性が「ウチの主人が」とか「ウチの旦那が」とか「ウチの宿六が」(そんなことを言う人はいないか)などと言うのはチョット違うのじゃなかろうかと思ってきた。夫婦の関係が対等ではなく、若干の上下関係にあるような印象を感じてしまうからである。その点、「連れ合い」は男女どちらからも使える言葉であり、かつ、イーブンな関係である運命共同体的なニュアンスが感じられていいなあと思う。今日、わが家に家事サービスで来てくれていた女性スタッフの皆さんに提案してみたところ好評であり、それぞれの家庭でも使うようにしたいと賛同してくれた。いいじゃないか。思い切って、全国「連れ合い」普及連盟でも組織しますかな。かくして、今日は「連れ合い」運動の一里塚とでも言うべき記念日となった次第である。(たまたま、今日は亡くなった先の「連れ合い」の誕生日だった。) このブログを読んでいただいた方が少しづつでも各家庭で「連れ合い」を使っていただけるとしたら本当にうれしいと思う。 重ねて、今年もよろしくお願いします。 

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