あるコンビニのレジの傍で懐かしい缶ピースを見つけた。今でも缶ピースがあるだろうことは容易に想像がつくが、まさかレジのすぐ傍にあるとはね。驚いてしまった。今でも両切りのたばこを愛する人が沢山いて手に取りやすいようにレジ傍にあるのだろうか。それとも全く売れなくて在庫一掃のための対応だろうか。40年ほど前に喫煙をやめた僕には良く分からないけれど、急に、背伸びをしてたばこを吸っていた若い頃の記憶が頭をよぎり、思わず撮影してみた。高校生の頃に入り浸っていたジャズ喫茶で何人かの大学生が缶ピースの缶を手から離さずにチェーンスモークをしていたのを見て圧倒されたことがあった。大学に入り格好良さを真似ようとして缶ピースを買って吸ってみたら吐きそうになった。それ以来、両切りたばこを決して吸わないという喫煙スタイルではあったが、それも40年ほど前にやめてしまい、以来、たばことは距離を置いて生きてきた。それなのにこの歳になって若い日の記憶をはっきりと呼び戻すとはねぇ。そんな記憶じゃなく若い日の恋の記憶にとらわれるのならいいのだけれども…。