森のひとりごと

2020年6月2日

2020.06.02

 僕はDVDなどのレンタル店の会員になっていない。また、ネット経由で映画やビデオを鑑賞するサービスの存在は知っているもののその会員にもなっていない。やがて年金暮らしになった時に日がな一日DVDの鑑賞で暮らせたらいいなと思い、基本的には見たいDVDを購入することとしている。今のところ、DVDは約500作品、今はだれも持っていないと思われるレーザーディスク(LD)を約100作品ほどを持っているのだ。そうは言っても、時どき友人知人に貸し出したものが返却してもらっているのかどうかわからないという程度の管理体制なので実際の保有作品数もあいまいだし、作品リストなどはあるはずがないという体たらくではあるのだけれど…。
 そんなことを書きたかったのではない。やがて時間を持て余すような歳になる日のためにコレクションしているはずなのに、なんとこの二週間ほど毎晩一作づつ赤ワインを飲みながら鑑賞しているという暮らしぶりだったことを伝えたかったのである。コロナ禍の影響で宴会も食事会も出張もない日々を過ごしてきたことから、毎日夕食を済ませるとゆっくりと映画鑑賞ができるのである。実に至福の時間となっている。今までに何度も鑑賞した大好きな作品がある一方で、確かに見たことがある作品なのに全く内容の記憶がなく、初めて見たかのような感覚で見終わる作品も多い。今もそうだけれど、かって見た時もよほど酔っぱらっていたに違いない。それでも、新作を見たかのような感動を覚えることができるのだから、素晴らしい拾い物をしたような思いで眠りに落ちていく毎日なのである。やっぱり映画はいいなあ。

週刊ブログ関連記事

週刊ブログ

エッセイ