昨年の大雪で枝のほとんどが折れてしまい春が来ても花を咲かすことができなかったわが家の白梅、今年はまだ短い枝ではあるものの何とか花を咲かせてくれた。健気なものである。偉いぞ、偉いぞとほめてやりたくなる。まだ固いつぼみも緩んでくれるだろう。いよいよ春本番である。それに合わせてか数日前から花粉症の症状がひどい。若い頃の僕はしばしば花粉症に苦しんでいた。それがどういう訳かこの20年間はほとんど発症することがなく、もう花粉症を乗り越えてしまったのだとうそぶいていたのだけれどもなあ…。今日は一日中外で仕事をしていたので目がかゆくて充血もしている。ハナも出るし、クシャミも激しい。これも老化の一端か?　なにくそ!負けてなるものかの気概で農作業を頑張りたい。
　ところで報告が一つ。老化に負けないとの思いから、15年ぶりにイタリア語会話の勉強を再開した。昔お世話になったイタリア語の先生にイタリア人の女性を紹介してもらい、週に1回、朝９時からのⅠ時間、リモートでレッスンすることとした。今度の水曜日が５回目ということになるが、おかげさまで楽しみながら続いている。そうは申せ、長い間の不勉強なので難しい単語を突然思い出すことがある一方でイロハのイを思い出せないという始末。まあ、老化防止だと思ってのんびりやるさ。ところが先生の方はのんびりとはさせてくれそうにない。宿題を出されて困っている。古いカンツォーネを歌えるように練習しろとのお達し。やれやれ。ずいぶんと久しぶりにトイレの壁とキッチンにイタリアの地図を張り付けた。僕としては州の名前や主だった都市の位置を覚えることから始めたいのだけれどもなあ…。さてさて。