2025年3月10日

土日を使って宮崎県の高千穂と熊本県の阿蘇に行ってきた。高千穂神社、天岩戸神社・天安河原は以前から行ってみたいと思っていた。特に高千穂峡の真名井の滝は間際までボートで行けるという珍しい場所でやっと機会を得たという思いであった。とは言うものの、ボートに乗ってオールを漕ぐという作業はほぼ50年振りなので内心では心配をしていた。若い頃にもあまり経験がないうえに、右手と左手のチカラ加減が悪く真っすぐには進まなかった記憶しかない。子供たちが小さかった頃にも一緒にボートに乗ったということはなかった。それでもずっと行ってみたいと思っていた景勝地なので、ツレアイに下手くそなんだと言い訳をしつつ頑張ってみました。やってみたら以外にスムーズに操船できたので面白かった。歳を取ると無駄な力が抜けて自然な動きになるということなのかもしれない。老いのチカラということか。知らないうちにツレアイに撮られていたのが冒頭の写真。
翌日に阿蘇に行った。草千里ケ浜が枯草千里ケ浜になっていたり、中岳が有毒ガス規制で見学できなかったりしたものの好天に恵まれて楽しむことができた。驚いたのは、北側の外輪山一帯で大規模な山焼きが行われていたことだった。聞けば、一年に一度、一斉に野焼きをするとのこと。先日、大船渡では大規模な森林火災があったばかりなのに臆することも無くあちこちで火の手が上がっている様に驚かされた。当たり前のように空から燃えカスが降って来るうえに、晴天なのにあたり一帯を曇らすほどに煙に覆われていた。さすが火の国、肥後国である。恐るべし。

