森のひとりごと

2022年12月24日

2022.12.24

 一年以上前から右手の小指の爪と第一関節との間に小さな瘤のようなものができていた。それも同じ大きさのものが二つ並んでできていた。おそらくガングリオンだろうと放っていたのだが、(ガングリオンとは関節や腱に小さな突起状のしこりができるものであり、何故できるのかは解明されていないという。僕は過去に何度かこのガングリオンができたことがあるのだ。痛くもないので放っておくとやがて消えてしまうという不思議な症状なのである。もっとも10年ほど前に柔道整復師会の新年会で無理やりつぶされたときは痛かったなあ。)半年ほど前に三つ目ができてしまった。そしてこの三つ目は物に触れると大変に痛いという特徴がある。大昔のヒット曲に「あなたが噛んだ小指が痛い♪」という歌詞があったが、僕の小指は噛まれなくても痛い状態が続いた。おそらく炎症を起こしているのだろうと思い、意を決して整形外科の先生の診断をあおいだところ、レントゲン撮影をしたうえで「ヘバーデン結節」という診断が下された。これもまた原因が不明で、治療法もないとのこと。一般には40代以降の女性に多く発症するらしい。それも働き者の人に多いとのこと。炎症を抑える薬を処方され、服用を続けてきたお蔭で今は痛みはなくなった。それでも外形的には右手の小指に小さな突起が三つ並んで鎮座しているのである。歳をとるとあちこちに人生の疲れが現れるということなのだろう。僕も働き者だったということか。勲章だと受け止めることとしよう。クリスマスイブに披露するような話じゃなかったかもしれないけれどね。

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