2026年3月10日
富山大学の近くにある「豚道場」という名前のお店の入り口に面白い張り紙が張り出された。「代表待ち禁止」と書かれている。いつも賑わっていて入店待ちの列ができている店である。その店に「代表待ち禁止」の張り紙である。おそらくグループの代表者だけが列に並び、順番が来たところで仲間が合流するという形は認めないという意味であろう。そういう並び方を「代表待ち」と言うことは不明にも知らなかった。手短に表現するために店主が編み出した造語かもしれないけれど、困惑ぶりが伝わってきて面白い。並んでいる人同士の間でトラブルがあったのかも知れない。繁盛しているお店らしい悩みというところか。
10年ほど前に僕が体験したエピソードを思い出した。上野の東京都美術館でオープン前に並んでいた時のことである。誰の作品展だったのかは覚えていないが、長蛇の列をなしていた。僕の前にいた二人連れのご婦人が偶然通りかかった二人連れに声をかけ、「友達なんだから一緒に並びましょうよ」などと言っていて、列に割り込ませようとしだした。東京の我がままご婦人たちに嫌われてもかまわない僕としては看過することはできず、僕より後ろに並んでいるすべての人の利益を守るために「あなた達!それはマナー違反だろ。みんなちゃんと並んでいるんだから!」と静かに、しかし毅然と注意をした。当然のことだけれど、割り込もうとしていたご婦人たちは列の最後尾を目指して逃げるように走り去って行った。
もう一題。フランクフルトだったと思うが空港でイミグレーションの列に並んでいた時に、かの国の人だと思われる中年男性が大きな荷物を持ちながら強引に割り込んできた。僕はあまりの姿勢を看過できず下手な英語で並ぶように注意をした。彼は何の反応も見せず割り込みをやめなかったのだが、僕の5人ほど前に並んでいた日本人のご婦人が流ちょうな英語で毅然と注意をした。彼はこの女性の声にも何の反応も見せず列を乱しながらギリギリと前進していった。これは「代表待ち」とは違う行為ではあるが、かの国の国柄を明確に表しているわがまま行為であった。かの国の人たちのマナー違反や恥知らずな行為を語りだすときりがないのだけれど、忘れられないエピソードである。僕は不快な気分にならないようにかの国の人たちとはなるべく接触しないようにしている。観光で我が国に来ることを自粛しているそうだが禁止してもらってもかまわない。ひょっとしたら入国診査に際して「代表待ち」をしているかもしれないぞ。当然のことだが、僕は死ぬまで、いや死んでもかの国には行かないこととしている。品、品、品などに行くもんかい。






