2026年3月25日
一昨日、3月23日に京都にある「みやこめっせ」という大ホールに行ってきた。令和7年度 京都大学大学院学位授与式に出席するためである。今年度に京都大学から修士、あるいは博士の学位を取得する人のための授与式である。そんな如何にもアカデミックな式典に何のために参加することになったのか。ここまで読んで、訝しく感じている人がほとんどだと思うけれども、何と同日付けで僕が博士号を授与されたからである。と言っても、博士課程を修了した訳ではなく、提出した博士論文が審査を通り、試験にも合格し公聴会も合格となり博士の学位を得たという次第。いわゆる論文博士である。それも工学博士なのである。複素数の概念が理解できず、中学2年で数学を放棄してしまった僕が工学博士とはね。自分でも全く信じられない。高校時代の同級生である友人に話したところ「お前を知る同級生の全員が信じないだろう。」と正しい評価をしてくれた。評価された論文は「都市政策と交通政策の融合による地域活性化に関する実践的研究」というもので、現場の実践者として取り組んできたことをベースにしながら理論構成し、政策的提言としてまとめた内容となっている。昨年、土木計画学会からシンポジウムに招かれたが、その際のテーマが「理論と実践の接続」であった。現在、都市工学の世界でもこの「理論と実践の接続」ということが大きなテーマとなっており、我が論文は時宜を得たものであったということだろう。それにしても「博士」である。時を経るにつれその重さを感じている。評価していただいた先生方に恥じないようにこれからも研鑽を続けていきたいと思う。73歳にしての博士。同世代の人たちの刺激になれば有難いとも思う。授与式では大人数の若者たちの中にいたが、どう見ても僕が最高齢だと思われた。なにせ壇上の先生方の多くが年下だと思われるくらいなのだから。それにしても若者たちの輝く瞳やきらめく笑顔に圧倒された。全員が洋々たる未来に向けた熱意と満腔の喜びを漲らせていた。なあに、サミュエル・ウルマン風に言えば僕だってまだまだ青春のど真ん中だ。頑張るぞ!! (ところで、鉄腕アトムのお茶の水博士は何歳だっのかなあ。)






