森のひとりごと

2024年5月9日

2024.05.09

ネットフリックスの連続ドラマの中に「リプリー」を見つけた。まだ見始めてはいないのだが、楽しみにしている。1999年にマット・デイモンが演じた映画『リプリー』のリメイク作品である。いや、そもそもが1960年にアラン・ドロン主演で大ヒットした『太陽がいっぱい』のリメイクなのだ。アメリカの推理小説作家パトリシア・ハイスミスが1955年に発表した小説が原作である。若い頃にこの『太陽がいっぱい』を見た時の興奮を今になって思い出させられている。主人公トム・リプリーのゆがんだアメリカンドリームを描き、思ってもいなかったドンデン返しで驚かされるこの傑作をもう一度見たくなり、DVDを早速に買って再視聴した。マット・デイモンの『リプリー』はネットフリックスで見つけたのでこちらも再視聴した。これが僕の悪い癖で、昔見た映画を思い出すとつい買い求めてしまう。こうやって大量のDVDがストックされていく。中には誰かに貸したまま行方知れずになっているものも多いのだが、後期高齢者になって無聊をかこつことになっても作品には事欠かない。DVDどころかLD(レーザーディスク)もたくさん持っている。黒澤明の作品だけでも20作品もある。確実に返却して貰えるのなら希望する人に貸し出しても良いのだが…。DVDはともかくとしてLDの再生プレーヤーを今も持っている人は殆んどいないと思われるので、このままわが家で眠っていくことになるのだろうけれども…。外は驚くような寒さなので、今日はこのまま映画漬けの日にしますかな。
 

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