僕は車を運転する際に前の車との車間距離を長めに取るタイプだ。これは若い頃からのスタイルである。ところが僕の感覚と違うスタイルの人は沢山いて割り込まれることがしばしばだ。割り込まれたところでその車との間の距離を長く取るので構わないのだけれども、時どき予想もしない割り込みをする人がいて面食らってしまう。そういう人はいつもあまり車間距離を取らないスタイルで運転しているに違いないので、無理に割り込んだという感覚も無いのだろうなあ。そして、最近、そういう感覚のドライバーが増えているのではないかと感じる。もっとゆったりとした気分で運転すればいいものを目を吊り上げるようにして車線変更を繰り返す人を見かけると憐みの気持ちにさえなってくる。そういう人を見かけた際には、口に出して言うことはないけれど、心の中では「ワラビシイ者がいるもんだなあ。」と繰り返している。
　年末に偶然目にしたテレビで今年の僕はマナーを意識して生きていけば良いと言っていた。今までもマナー重視で生きて来たつもりだが、一層意識していくこととしよう。今年は歳男である。寛容でマナー重視の老モラリストとして生きていきますか。